March 1, 2009

いま、インディペンデントであるということ

朝、自宅から道をはさんでお向かいの、好きなパン屋さんでパンを買う。
昼、小さいけれども鋭い品ぞろえの書店で、本を買う。
夕暮れ、ご夫婦ふたりでやっている喫茶店で、昼に買った本をよみつつ、珈琲を飲む。

最近、「好きなお店で物を買う」ということを、意識的によく考える。
お金を使うなら、顔が見える誰かの暮らしのために支払いたい、といつも思う。
なくなったら困るお気に入りの店に、できるだけお金を落としていきたい。
たいした額じゃないけれど、自分が払うお金は、自らの足跡のようなものだ。

たまには浪費もするし、ファーストフードで思いきりジャンクなものを食べたり、ネットで本を買いあさることだってある。
効率を優先すると、街の小さなお店を使えない日もある。そんなにストイックなチョイスばかりではない。
ただ基本姿勢として、自分のお金を、そのお店への共感と愛情の表明として、大事に使いたい。
あまりに不景気な話が多い2009年、「3日前に元気だったお店が3日後には閉店している」
というリアルを目の当たりにして、ますます強くそう思う。

「歩きながら考える」の3号を発売して、置いていただく書店さんを考えるときも、
営業にうかがうのが楽しみになるような、お気に入りの書店を真っ先に営業に回った。
どこも独自のセレクトセンスを持った、芯の通ったインディペンデント系のお店で、
置いてもらえることを誇りに思えるお店ばかりだ。
恵比寿のナディッフ、下北沢の気流舎、中野のタコシェ、新宿の模索舎、IRAなど。
(詳しくは「取り扱い書店」をご覧ください)

これらのお店で読者のみなさんに「歩きながら考える」Step3をお買い上げいただくと、
定価500円のうち原価が7割、残り3割の150円が本屋さんの売上げになる。
これまた微々たる値段・・・!

けれども、その一歩がいわば私たちと書店とのつながり。
私たちが、少しでも道を明るく照らす存在になれるようにと、願ってやまない。

All Rights Reserved, Copyright c arukinagarakangaeru, 2009