January 23, 2010

ひらめきは、身体に宿る。


最近、誰もが「良いアイデア」をむやみに欲しがっているように思う。
発想力に関連したビジネス書や自己啓発本もよく売れているようだ。
確かに、急にそういう能力が身に着くのなら、私もぜひ欲しい。
けれど少し考えれば、「ひらめき」が小手先のテクニックで突然空から降って来るものではないことは、誰だってわかるはず。
本質的に「ひらめき」は、各自のセンスや経験や教養を空に投げ上げて、それを自ら受け止めるようなことではないかな、と思う。あるいは、ものをみる「眼」の精度を上げて、世界に潜んでいるキラキラしたものを発見するようなイメージ。

だから、いまこそ身体に内在する知の力を意識的に増やしていかなくちゃ、と思う。
未知の分野の本を読んだり、調べ物をするときに意識して大元の原典に当たってみたり。そういう作業って非常に地道だし、本のタイトルにもなりづらいけれど、自戒を込めてそんなことを考える。そして、その実際的な知力が、2010年の私たちにとっての新しい「教養主義」の形なのではないかと思ったりする。     

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